どうも僕はベストセラーはヒットしたとき読まない、という傾向があるようだ。ノルウェイの森も読んだのは出てから6,7年経ってからだったし。

　古本屋に100円ででてたので読んでみた。最近外国文学を読むようになってきたなぁ。老人と海で失敗してから敬遠してたんだけど。日本文学はたいてい(律線にふれる物は)読み尽くしたということもあるけどさ。

　そんで、内容。
　へー、ふーん、ほー、そーきたか！、ほうほう、あー、うん・・・。
　さすがベストセラー読ませるね、でもときどき描写が古いところがあるなぁ、と思って初版をみてびっくり。これ1959年に出版されてたんだね。で、作者は大学で心理学を学んで、学校の教師もしたそうだ。心理描写はすごいなぁ、と思った。

　ちなみにこの本はこの前の「不幸になりたがる人たち」を読んだ後に読んだので、ノーマ(主人公であるチャーリィーの妹)の子供の頃の行動の裏にある精神構造が読みとれておもしろかった。