ニセコ山系の西部にある目国内岳。
　人手の多いニセコですが、西部まで来る人は少なく、静かな山行になりました。

　目国内岳の先、岩内岳への縦走路沿いにはパンケメクンナイ湿原という比較的大きな山岳湿原があります。上の写真はそこで撮ったシナノキンバイ。池塘もあるなかなかいい湿原です。

　この日は天気予報では曇りとは聞いていましたが、登山開始から下山までずっとガスの中（泣）。霧雨も多少ふるなかでの登山となりました。ここは晴れると山頂からはニセコ山系の眺めがいいやまなのですがねぇ。

　　登山道の平面図はこちら→　Ｍａｐ(684kb)　　過去の記録（2004.06.05　2006.07.09）

【行程】
※札幌から高速小樽経由で登山口まで約２時間半
出(30)前目国内岳(30)岩の門(40)目国内岳
目国内岳(30)パンケメクンナイ湿原入口
湿原入口(45)目国内岳
目国内岳(40)岩の門(30)前目国内岳(30)下山

登山口〜目国内岳　登り・下り　約１時間40分
目国内岳〜パンケメクンナイ湿原　下り　約３０分　登り　４５分　

【咲いていたお花】
ミヤマキヌタ、マイヅルソウ、ギンリョウソウ、ハクサンボウフウ、イブキセリ、シラネニンジン、チシマフウロ、エゾノヨツバムグラ、エゾカンゾウ、エゾシオガマ、ハイオトギリ、ハナニガナ、コガネギク、ツマトリソウ、イワツツジ、イソツツジ、ベニバナイチゴ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、マルバシモツケ、ツバメオモト、クロツリバナ、ウコンウツギ、ナナカマド、タニギキョウ、オクエゾサイシン、カラマツソウ、オガラバナ、オオカメノキ、ハクサンチドリ、チングルマ、シナノキンバイ、ワタスゲ（実）、モウセンゴケ（花未）、コバイケイソウ、オオバタチツボスミレ、アカモノ、イワイチョウ、ヒオウギアヤメ

※登山口から目国内岳山頂までは、樹林下もしくはササ原が多く、花の種類はさほど多くない。３年前にほぼ同時期に登りましたが、そのときに比べると花の咲く展開が早いようで、オオバキスミレは花がもう散っていました。代わりにエゾカンゾウなどが盛んになっていました。
※登山客はわずか。笹の子狩りはもう終わったようで駐車場もすいていた。
※トイレ・水場などは山中、駐車場付近にはないので、町か国道沿いのコンビニで。
※道は結構ぬかるむ。また登山道は岩が多く、ぬれて滑る。今回登りも下りも同タイムになったのは、滑るので慎重に下山したことと、下りはお花の写真を撮りながらだったため。